風の歌を聴け (講談社文庫) あまりに暑く退屈な高校1年の夏休み。
絶えかねて入った近所の本屋で、偶然手に取った1冊。
その後の人生が変わるほどの衝撃を受けました。
バイクとロックに夢中になっていた16歳の僕は 文学なんて 一生関係のないものだと思っていた。
小説なんて小難しくて高尚なものは学校の教科書の中だけでたくさんだと。
けれど「風の歌を聴け」を読み終えたときに感じた気持ちは、初めてバイクに乗ったときと同じ。 これからの人生コイツがあれば退屈しないですみそうだって。
薄っぺらで小さなこの文庫本は 当時はたしか200円ほど。
LPレコードや映画のチケットの10分の1以下!
現在でもたったの400円で人生の"退屈”を忘れられるなら こんなに安いものはない。 と思う
コストパフォーマンス最高の商品だ。十代の頃に買った文庫本は繰り返し読みすぎてボロボロになってしまい数年後に神田の古本屋でハードカバーを見つけて購入し直したこともある。
夏休みに帰郷した主人公が毎晩バーでピーナッツをつまみに
本の内容を説明することにはあまり意味がない。
文章を、その一節一節を楽しみながら読めば それでいいと思う。
独特の短い文体で、読めない漢字も出てこない(笑)
簡単な文章とシンプルな物語。
それだけに深く読み解けば底なしに難しくなるのだろうけれど。
そんなことは昨今何十冊も出ている先生方の村上春樹研究本なるものに任せておけばいい。
あなたが10代で まだ村上春樹を読んだことがないなら今年の夏休みにはぜひ読んでみてほしい。
真夏の昼下がり自分の部屋で寝転びながら
Tシャツにハーフパンツ、BGMにはビーチボーイズ。
のどが渇いたら 台所に冷えた麦茶でも取りにいけばいい
(笑)
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